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自家消費型太陽光発電の重要性
2023.5.31
現代社会では、持続可能なエネルギーの利用がますます重要視されています。その中でも、自家消費型太陽光発電は、
環境への負荷を軽減しながら経済的な利益をもたらすエネルギーの形態として注目されています。
なぜ今自家消費型太陽光発電が重要なのかについてお話ししたいと思います。
◆もくじ
自家消費型太陽光発電とは作った電気を売らずに、自社施設で使用するための太陽光発電システム。
自分たちで電気を作ることで、電力会社から購入する電気を削減できます。自家消費型太陽光発電は
作った電気を自家消費するため、電力会社から購入する電気が少なくなり、電気料金の削減につながります。
地球温暖化と気候変動の問題が深刻化する中で、温室効果ガスの削減は課題となっています。自家消費型太陽
光発電は、太陽光を利用して電力を生成し利用するため、化石燃料に頼らずに温室効果ガスの排出を抑えるこ
とができます。これにより、地球環境の保護と持続可能な未来に貢献します。
自家消費型太陽光発電は、再生可能エネルギーの一形態として位置付けられます。太陽光は無尽蔵のエネルギ
ー源であり、太陽光発電システムを使用することで、持続可能な電力供給が可能となります。再生可能エネル
ギーの利用は、将来のエネルギー安定供給につながるだけでなく、エネルギーの輸入依存度を減らし、エネル
ギーコストを抑制することも期待できます。太陽光発電システム設置コストは大幅に低下しており投資回収期
間も短くなっています。
自家消費型太陽光発電は、地域の電力供給の安定性を高める役割も果たします。分散型の発電システムとし
て、多くの家庭や施設に太陽光パネルが設置されれば、需要と供給のバランスを取りやすくなります。また
、自然災害などで電力供給が途絶えた場合でも、自家消費型太陽光発電による自給自足システムが機能し、
基本的な電力の確保が可能となります。
自家消費型太陽光発電は、エネルギー生産に伴う環境への負荷を軽減する面でも優れています。化石燃料によ
る発電では、大気汚染や酸性雨、水質汚染などの環境問題が発生しますが、太陽光発電はそのような問題を抱
えません。
自家消費型太陽光発電が注目される理由には、こうしたCO₂の削減を企業の評価基準に置く脱炭素時代という
現代の潮流があります。脱炭素に取り組まないことで、CO₂排出に配慮がない企業とマイナス評価が下される恐
れすらあります。脱炭素と企業は今や密接につながっています。脱炭素時代においてCO2削減に取り組むこと
が企業の価値を高める手段として非常に有効です。自家消費型太陽光発電に導入によってCO2排出量を削減す
るという環境価値を生み出します。この取り組みを企業としてのCSR(企業の社会的責任)活動として対外的
に伝えることで、企業評価の向上につながります。さらに二酸化炭素の排出量の削減に貢献するやり方があり
ます。それが、自家消費型太陽光発電と蓄電池をセットで導入することです。ここからはそんな蓄電池につい
てお話していきたいと思います。
蓄電池を使用することで、化石燃料に頼らずに電力を供給することができ、二酸化炭素の排出量の削減に貢献
します。これにより、温室効果ガスの排出量の削減や気候変動の緩和につながります。また自家消費型太陽光
発電で発電された電力を蓄電池に貯めて使用することで、電力会社からの購入電力量が減少し、電力料金の削
減が期待できます。また、需要ピーク時の電力料金の高騰を回避することも可能です。蓄電池技術は急速に進
化しており、コストの低減と性能の向上が進んでいます。蓄電池を使用し、充放電を制御することで、電力の
需要が予測できない場合や緊急時には、蓄電池の容量を活用して需要への対応が可能となります。さらに蓄電
池を利用することで、太陽光発電の出力変動によるバッテリーの負荷を軽減し、バッテリーの寿命を延ばすこ
とで太陽光発電システムの長寿命化に寄与します。
自家消費型太陽光発電システムを自社設備で使用することは、緊急時だけでなく平常時においても有効な手段
です。蓄電池と組み合わせ使用することで、雨天や夜などの発電しない時間帯の電気も貯めておくことができ
ます。
自家消費型太陽光発電システムや蓄電池の設置については、弊社にご相談下さい。